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Linux ゲストツールをインストールする

Linux ゲスト VM に管理エージェントをインストールし、XOA-HL の表示を確認して、正常なシャットダウンを試します。エージェントは XOA-HL ではなくゲストの中で動作します。手順では、パッケージを確認済みの Ubuntu 24.04 ゲストを例にしています。他の Linux ディストリビューションでは、それぞれのパッケージでエージェントを提供しています。ブラウザーで XOA-HL アプライアンス に管理者としてログインし、コマンドはゲストのコンソールで実行します。各セクションを順に進めてください。Windows など他の OS には、それぞれ別の手順が必要です。

対象: イメージ xoa-image-20261022-a280852、パッケージ v5.113.2_e281c536-ce40(Xen Orchestra 5.113.2)。公開済みのコードに基づく手順で、検証環境でのテストはまだです。ゲストのパッケージは Ubuntu 24.04 LTS(Noble)、amd64 用の xe-guest-utilities 7.20.2-0ubuntu1 です。

始める前に

  • 新しくインストールした、重要なデータのない Ubuntu 24.04 amd64 のテスト用 VM を使います。たとえば最初の仮想マシンを作成するで作った VM です。使えるコンソールと、sudo を使えるゲストのアカウントが必要です。
  • VM の完全な UUID、ホスト、ゲストの OS とカーネル、インストール済みのホストとアプライアンスのバージョンを控えます。テンプレート名だけでは、インストールされた OS は分かりません。
  • XOA-HL の管理者アカウントを使います。VM の起動と停止には、その VM の operate 権限が必要です。ゲスト内のパッケージ管理は別の権限です。XOA-HL にログインしても、ゲストの sudo 権限は得られません。
  • シャットダウンのテストのために保守時間を確保します。ゲストの作業を保存し、VM をスケジュールされたジョブから外します。重要なゲストを変更する前に、独立したバックアップを取り、隔離した復元を試します。
  • ゲストでは DNS が使え、時刻が正しく、承認済みの Ubuntu Noble リポジトリ(universe を含む)にアクセスできる必要があります。承認済みの検証用ネットワークを使います。パッケージのミラーに届かせるために、ホストの管理ネットワークを変更しないでください。この手順では、リポジトリの追加やツール ISO の利用は行いません。

このページのシェルコマンドは、必ずゲストのコンソールで実行します。XCP-HL ホストや XOA-HL アプライアンスでは実行しません。VM の状態の確認と電源操作は、アプライアンスのアドレスを開いたブラウザーで行います。

ゲストツールの状態を確認する

  1. ブラウザーで、控えた UUID の VM を開き、Running であることを確認します。

  2. 一般(/#/vms/<id>/general)を開きます。仮想化モード、ツールのメッセージ、表示された IP アドレスを控えます。

  3. 詳細設定 を開き、Guest OS を見つけます。Management agent version、OS name、OS kernel を控えます。これらのタブでは何も変更しないでください。

  4. VM のコンソールで次のコマンドを実行し、結果を控えます。

    cat /etc/os-release
    uname -r
    dpkg --print-architecture
    systemd-detect-virt
    dpkg-query -W -f='${Package} ${Version} ${Status}\n' xe-guest-utilities
    systemctl status xe-daemon.service --no-pager

    パッケージがない、またはサービスが停止している場合は、その結果を控えます。別のマシンでコマンドを実行する理由にはなりません。

確認: OS が Ubuntu 24.04、アーキテクチャが amd64 で、systemd-detect-virt が xen と表示します。そうでない場合は作業を止め、その OS 向けの手順を使います。ツールが既にインストールされている場合は、パッケージの入手元とバージョンを控えてから、XOA-HL の表示を確認するに進みます。この例に合わせるためだけに、再インストールや更新をしないでください。

ツールのメッセージの意味

一般 のメッセージは、VM が Running で、XO にドライバーの情報がある場合にだけ表示されます。XO は PV ドライバー、管理エージェント、エージェントが最新かどうかの順に確認します。最初に当てはまるメッセージが表示されます。

メッセージ意味
仮想マシン(VM)に準仮想ドライバ(Xen tools)がインストールされていませんPV ドライバーが検出されていません
管理エージェントがインストールされていません。ドライバーは検出されていますが、エージェントは検出されていません
古いバージョン {version} の管理エージェントがインストールされていますエージェントは検出されていますが、古いと報告されています
管理エージェント {version} のインストールを認識中エージェントが検出され、最新と報告されています

メッセージがないことは、ツールがインストール済みであることの証明にはなりません。エージェントが検出されても、アプリケーション、通信、セキュリティのテストにはなりません。

Linux カーネルの PV ドライバーと管理エージェント(ゲスト内のプログラム)は役割が異なります。以下の Ubuntu パッケージはエージェントをインストールするもので、カーネルのドライバーを置き換えるものではありません。XO に表示されるエージェントのバージョンはホストのゲストメトリクスから来ており、Ubuntu パッケージのバージョンと一致するとは限りません。両方を控えます。表記が違うというだけで、ダウングレードや再インストールをしないでください。ドライバー、エージェント、アプリケーションは、それぞれ別に確認します。

Linux ゲストに管理エージェントをインストールする

ツールがまだインストールされていないゲストを使います。ツール ISO、ベンダーのエージェント、別のパッケージを既に使っている場合は、まず誰が管理し、どう更新するのかを確認します。

  1. ゲストのコンソールでパッケージの一覧を更新し、パッケージの入手元を確認して、インストールをシミュレーションします。

    sudo apt-get update
    apt-cache policy xe-guest-utilities
    apt-get -s install xe-guest-utilities
  2. 候補が予定した Ubuntu Noble リポジトリから来ていることを確認します。この手順はバージョン 7.20.2-0ubuntu1 で確認しています。別のバージョンや入手元の場合は、続ける前に内容を確認します。

  3. リポジトリや署名のエラー、候補なし、予定外の削除や更新がある場合は、作業を止めます。検証を回避したり、無関係なリポジトリを追加したりしないでください。

  4. パッケージをインストールします。提示された変更内容を読んでから受け入れます。

    sudo apt-get install xe-guest-utilities
  5. サービスを有効にして起動し、パッケージとサービスを確認します。

    sudo systemctl enable --now xe-daemon.service
    dpkg-query -W -f='${Package} ${Version} ${Status}\n' xe-guest-utilities
    systemctl is-enabled xe-daemon.service
    systemctl is-active xe-daemon.service

確認: パッケージの状態が install ok installed で、サービスが enabled かつ active です。Ubuntu Noble のサービス名は xe-daemon.service です。このサービスは proc-xen.mount に依存し、Xen の仮想化とパスの条件を満たす場合にだけ systemd が起動します。一般的な名前の xe-linux-distribution.service に置き換えないでください。インストーラーの終了やサービスの有効化だけでは、エージェントが動いていることの証明にはなりません。この手順では、再起動もパッケージの削除も行いません。

XOA-HL の表示を確認する

  1. ブラウザーで、同じ実行中の VM の 一般 と 詳細設定 を更新します。ツールのメッセージ、エージェントのバージョン、OS、カーネルを控えます。
  2. OS とカーネルを、ゲストのコンソールの表示と比べます。
  3. 表示された IP アドレスを、ゲストの予定したインターフェースと現在のアドレスと比べます。

systemctl が active と表示しているのに、エージェントがない、または古いというメッセージが続く場合、問題は解決していません。見えている内容をそのまま控え、テストを合格にしないでください。

IPv4アドレスが検出されていません と表示されるだけでは、エージェントの故障とは言えません。IPv6 だけのゲストやネットワークのないゲストには、IPv4 アドレスがないことがあります。アドレスが表示されても、経路、DNS、SSH や RDP の接続の証明にはなりません。ゲストに必要な通信は別に確認します。

正常なシャットダウンを試す

  1. ゲストの作業をすべて保存します。
  2. ブラウザーで VM の UUID をもう一度確認します。仮想マシンの終了 を 1 回だけ選び、確認のメッセージを読みます。
  3. XO が強制シャットダウンや、ブロックされた操作の回避を提案した場合は、キャンセルします。それは正常なシャットダウンではありません。エラーを控えます。ゲストがまだ応答するなら、ゲストの中から通常どおりシャットダウンします。タスクの実行中に要求を繰り返さないでください。
  4. コンソールでゲストがシャットダウンしたこと、XOA-HL が Halted と表示し、停止タスクが残っていないことを確認します。
  5. 仮想マシンの起動 を 1 回だけ選びます。コンソールからログインし、アプリケーションやテスト用ファイルを確認します。
  6. サービスの確認(systemctl is-enabled と systemctl is-active)と、XOA-HL の表示を確認するをもう一度行います。

シャットダウンと起動の結果は、エージェントの検出とは分けて控えます。一方で他方を証明することはできません。

確認: 正確なパッケージとサービス、更新した XOA-HL の表示、正常なシャットダウン、再起動後のサービスのそれぞれに結果があります。足りない結果や失敗した結果があれば、テストは完了していません。ライブマイグレーション、動的メモリ、ホットプラグ、静止化スナップショット、クリップボード、性能はテストしません。

うまくいかない場合

症状確認すること
パッケージがない、または入手元が想定と違うゲストの OS とリリース、apt-cache policy、承認済みの universe リポジトリが使えるか、時刻と DNS、更新のエラーを確認します。リポジトリの問題は、その担当者と解決します。ホストやアプライアンス用のパッケージをゲストに入れないでください。
サービスがない、停止している、または失敗しているdpkg -L xe-guest-utilities で、インストールされたパッケージとファイルを確認します。systemctl status xe-daemon.service proc-xen.mount --no-pager と sudo journalctl -u xe-daemon.service -u proc-xen.mount -b --no-pager を読みます。設定を変える前に、Xen の条件と依存関係のエラーを確認します。
サービスは動いているが、XO ではエージェントがない、または古いと表示されるVM の識別情報、Running であること、ホストとの接続を確認します。ゲストのパッケージとサービスの結果を、一般 と 詳細設定 の表示、それぞれの時刻と比べます。ハイパーバイザーの再起動、警告の非表示、根拠のないドライバーの交換はしないでください。
仮想マシンの終了 が失敗する、または強制を提案される強制や回避はキャンセルします。タスクの正確なエラーを残し、ゲストのコンソールを確認します。できればゲストの中からシャットダウンします。強制的な電源断ではデータが失われることがあり、別に判断が必要です。
変更の後にゲストが動かないパッケージの履歴と、起動とサービスのログを残します。ゲストのコンソールと、別に用意した復旧計画を使います。この手順は、アンインストールやダウングレードによる自動的な巻き戻しを約束しません。

原因の分からない失敗を隠すために、有効化、再起動、再インストールを繰り返さないでください。問題を報告するときは、バージョン、VM とホストの ID、時刻、パッケージの入手元とバージョン、サービスの状態、正確なメッセージ、電源タスクの結果を含めます。ログやゲストの画面には、個人名、アドレス、データが含まれることがあります。報告からは除き、元の記録は非公開で保管します。

今後の更新では、ゲストの OS とパッケージのための保守時間を別に計画し、同じ確認を繰り返します。他の Linux ディストリビューション、ツール ISO からのインストール、Windows や BSD のツール、ベンダーの切り替え、パッケージの更新や削除、対応ゲストの一覧はここでは扱いません。次はVM の管理とVM のバックアップと復元を参照してください。

出典